動物が持つ可愛さと、真逆の部分も感じる独自の世界観は、立ち止まらせる魅力がある。

動物モチーフのアートというと『可愛さ』が全面に出るイメージを持つことが多いですが、彼の作品に登場する動物たちは、可愛さもしっかりとありますが、単語では表現しにくい真逆の部分を主張してくるように感じます。デザインも得意とする彼らしく、アンバランスな線を使っているのにバランスが取れている構図や、素材感の多彩さがまた『真逆の部分』を際立たせる要素になっているように感じる。

作品の力だけが立ち止まる理由ではない。FAMILIAが思わせるコトは改めて再認識させてくれる。

今回の個展に添えられた言葉たち（上記参照）を重ねながら作品を見ていくと、人間も動物も変わらない。継承されることも変化することも輪廻することも、形は違えど共通で、同じ場所で暮らしている。『家族』という言葉も沢山の解釈ができる。ハッとさせられる瞬間があるはず。

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開催場所